構造

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脳の構造

           脳の構造ついて

皆さんはご存知でしょうか。



衝撃などから守られるために とても固い頭蓋骨の中に入っている脳は、豆腐より

少し固いくらいの柔らかさでその重さは、男性で1.3〜1.5s、女性で1.2〜1.3sと

いわれています。


では脳はどのような構造をしているのでしょうか?


まず、大脳皮質の縦の構造を見てみましょう。


大脳皮質は6層構造になっており、古皮質(爬虫類脳)→旧皮質(旧哺乳類脳)

→新皮質(新哺乳類脳)の順番で下から重なり合っています。

旧皮質と古皮質をまとめて大脳辺縁系と呼びます。


古皮質は性欲や食欲などの本能、旧皮質は快感や不安、怒りや恐れなどの情動

を作り出し、新皮質は意欲や複雑な思考、創造力や計画性などの高次機能をコ

ントロールします。


脳の中心には、身体を動かすための筋肉である骨格筋を調節する大脳基底核と

いうものがあります。


次に脳は、外側から硬膜、くも膜、軟膜という3層の膜で包まれている構造を

しており、終脳、間脳、中脳、橋(きょう)、延髄、および小脳に分けられます。




まずその中のひとつである終脳の構造は、右脳(右大脳半球)と左脳(左大脳半

球)の左右二つに分かれまたそのなかで前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の4つ

の葉(よう)と言う部分に分けられます。



終脳を覆う大脳皮質は、働きにより前頭連合野、側頭連合野、頭頂連合野の3

つの領域に分けられる構造になっています。


前頭葉の中心前回という場所には手足の動き等の運動をコントロールする運動野

(うんどうや)があり、野(や)というのは、脳の構造で同じような働きをする領域を

表すものなのです。


左脳の前頭連合野の横にある言語野は運動性言語野(ブローカー野)と呼ばれこ

の部分を損傷すると、相手の話す言葉は理解できるが自分では意味のある言葉を

話せなくなります。



頭頂葉では、体性感覚である触覚や温度覚、痛覚、深部感覚を受け取る領域が

中心後回にあります。



側頭葉には音を聞く事にに関係のある、聴覚野があります。


感覚性言語野(ウエルニッケ野)は左脳の側頭連合野の上方にあり、この部分が損

傷すると相手の話す言葉は聞こえるが、その言葉の意味が理解できなくなります。



そして、後頭葉にはものが見える事に関連している視覚野があります。




間脳は視床と視床下部に分けられており,視床は嗅覚以外の感覚が身体の下方

から伝わってきて大脳皮質に伝える中継点になり視床下部は体温調節や性行動、

食欲、飲水などの自律神経による調節機能を管理する最高中枢となります。


また、脳下垂体とつながり身体にとって重要なホルモンである下垂体ホルモンを分泌

を調整しています。




中脳は歩行や身体の姿勢をコントロールし、また視覚の反射中枢や聴覚の中継点

があるところでもあります。




橋には脳神経の核と呼ばれるものが存在し、延髄は身体の表面では、頚の後ろの

「盆の窪」の辺りにあります。





そして延髄には、いくつかの脳神経の核があり、血液循環や呼吸を管理するという

最高指令部にあたるのです。


また延髄は頭蓋骨に守られていないので損傷しやすくこの部分に損傷を負うと

致命的になることがあります。




以上これらの間脳、中脳、橋、延髄は総称して脳幹と呼ばれています。




最後に小脳は脳幹の後ろ側にかぶさるように位置して、身体の運動機能や、平衡

感覚の調整を行なっています。


このように脳は大変複雑な構造になっており、まだまだ解明されていない未知の

領域が数多くあるといえるでしょう。


しかし、これからも素晴らしい科学者達の手によってさらに解明され続けていくことで

しょう。












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