働き

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脳の働き

          脳の働きについて

脳の働きについて知るために まずは、その働きと関係の深い脳のシワに

ついて説明しましょう。




脳のシワを広げると新聞紙1枚分の大きさがあり、そのシワは大脳皮質の

表面積を広げるためにあります。高等な動物ほどシワの数が多くなり、高次

機能が発達していて脳の働きが良くなっているのです。



左右の脳の働きも違ってきます。


左右の脳はある意味、独立していて色々な事を協議して物事を決定します。


右脳(右大脳半球)では、身体の左半身の運動機能をコントロールして、

空間認識や音楽を聴いたりする時にも働きます。


左脳(左大脳半球)では、身体の右半身の運動機能をコントロールし、言語

に深く関係し計算などする時も重要な働きをするのです。



日本人の脳の働きと欧米人の脳の働きにも違いがあります。


日本人は喜怒哀楽の声や母音と子音、虫の声や動物の声を左脳の働きで

聞きます。


しかし、欧米人はこれらの音を右脳の働きを使って聞くのです。


欧米人にとっては、これらの音は「いらない音」ですが、日本人にとっては

「わび、さび」と結びつくような大切な音なのです。



男性と女性にも脳の働きに違いがあります。


男性は右脳の働きが、女性よりも発達しているといわれます。


その逆に、女性は左脳の働きが、男性よりも発達しているといわれます。


そして左右の脳をつなぐ脳梁が女性の方が太いのです。


このことは、知的な作業をする時に女性は、左右の脳の働きを均等に使う

ことが多く、男性はどちらか一方の適した脳を使う傾向にあるということ

になります。


つまり、女性の方が物事を大きな視野で見て決める事ができるのですが、

それに比べて男性はひとつの事に集中する傾向があるようです。



また、一般に脳の視床下部は、男性の方が女性より2倍程大きいのですが、

ゲイの男性の視床下部は、女性と同じ位の大きさだといわれています。


私達は当たり前のように物を見ることができますが、これはすべて脳の働き

のおかげだといえるでしょう。




そして日ごろ私達が「怖い」とか「恐ろしい」と脳の中で感じる「恐怖」

という感情は、「喜び」や「悲しみ」の感情よりも古くから存在しているのです。


「恐怖」は人間にとって生死にかかわる問題ですから、感情としてまず最初に

できたといわれています。


この「恐怖」という感情は、大脳辺縁系の古皮質の扁桃体が活動して、大脳

皮質で生まれるものです。



以上のような働きは、脳にとっては、ほんの一部の働きにすぎず


いまだに解明されていない脳の働きがまだまだたくさんあります。


脳の働きについての解明の未知なる旅はまだまだ続いているのです。












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