心の病

                 脳と心のハンドブック

心の病のページ

      心の病について

心を病むとはどういうことでしょうか?


心が病に冒されたときは、脳内物質の分泌が異常になるため脳が正常に働

いていません。


先にのべたように 脳と心は「一身同体」だからです。

ここでは心の病といわれる病気をいくつか紹介しましょう。








              うつ病




心の病(精神病)の中でも最も一般的なものです。誰でも不安になって落

ち込むことはよくあります。普通はすぐに回復しますが、ずっとこの状態が

続くのがうつ病なのです。


脳内物質のセロトニンやアドレナリンが不足することで発症するといわれてい

ます。

また、遺伝的な要因もあるようです。


適切な精神療法や薬物療法で治る病気です。しかし治療をしないで放置すると、

自殺にいたってしまうなどの最悪の事態をも引き起こしかねません。


しかし、治療さえすれば問題のない病気です。








            統合失調症(精神分裂病)




感情をコントロールする大脳辺縁系でドーパミンが過剰に分泌されるために起こり

ます。


心の病(精神病)のなかの代表的な病気のひとつであります。


症状としては、幻覚、幻聴、妄想などがあります。以前は治らない病気だと思われ

ていましたが、現在では良い治療薬ができて治る病気になっています。








              パニック障害




突然、激しい恐怖感や不安感などで手足が震えたり過呼吸になったりして、

10分以内に発作がピークになる「パニック発作」が現れます。


このような発作を一度体験すると、また恐ろしい発作が起こるのではないかという

「予期不安」に襲われるのです。


この病気は脳内のノルアドレナリン値が通常よりも高いのが特徴です。


薬物療法で発作を抑えることができ、精神療法と組み合わせて治療が行なわれ

ます。








              社会不安障害(SAD)




人前で話したり、何かをするときに過度に緊張し不安や恐怖を感じ、手足が震

えたり動悸が激しくなったりします。


脳内でセロトニンが不足しているのが、原因のひとつだと考えられます。


薬物療法と精神療法の二つの治療法があります。








              注意欠陥多動症(ADHD)




子供に多い障害で、注意力がたいへん欠落し異常なほど落ち着きがなく、衝動的

に行動を起こしてしまいます。


遺伝的な問題であるともいわれており、ドーパミンが脳内で減少しています。


治療法は、薬物療法と精神療法の二つがあります。








                強迫性障害




外出する時に、何度も玄関のドアロックやガスの元栓を確認するために家に戻った

り、何かをするときに順番通りでなければできなくなったり、またトイレに行ったときに

何度洗っても汚れが取れないと思い、何時間も手を洗うなどの症状が現れます。


脳内で、セロトニンが少なくなっている場合があります。


治療法は、薬物療法と精神療法の二つがあります。


最近では英国のサッカー選手 デビッド・ベッカムがこの障害を持っていると告白して

います。  













脳と心のハンドブック〜TOP

脳の構造

神経について

脳の働き

脳の発達

記憶のメカニズム

脳の地図

脳と意識

脳の周期

脳内物質

心の場所

心の病

脳の病気


プロフィール

相互リンクについて


健康と美容リンク集1

健康と美容リンク集2

健康と美容リンク集3

健康と美容リンク集4

暮らしと生活リンク集1

暮らしと生活リンク集2

趣味リンク集1

趣味リンク集2

教育と子育てリンク集

ペットリンク集

旅リンク集

スポーツリンク集

お役立ちリンク集1

お役立ちリンク集2

お役立ちリンク集3

ショッピング&ビジネスリンク集1

ショッピング&ビジネスリンク集2

ショッピング&ビジネスリンク集3
Copyright (C) 脳と心のハンドブック All Rights Reserved